自転車でガンガン走るサイクリストなら、そのついでに発電しちゃえばチリツモでそこそこ充電できるんじゃなないのか?というイメージがあります。
特に長い峠を上った後の下り坂とかではモーターを使った回生ブレーキで効果的に発電→充電できないものかなあ。
せっかくヒューマンエンジンで稼いだ位置エネルギーをブレーキの制動で摩擦熱として放出してしまうのは何とももったいない。
簡単に入手可能な既製品でこれをやろうとすると自転車用のブロックダイナモとかハブダイナモがありますよね。
でもこれの主目的は電源レスのライト点灯用です。
調べてみると出力は定格で3W程度。。。
自転車でロングライドしたときの平均出力はだいたい150-200Wくらいになるので、発電にとられるパワーはざっくり2%弱ってとこですか。。。
まあこのレベルなら体感的にはペダルがそんな重く感じないの何となく納得できます。
でもこの出力でいったいどれくらい充電できるものなんでしょうか?
たぶんそんな大したことにはならない気がします。
所詮、体感でそんなに感じないレベルのチリツモですから。。。。
そうは言ってもちゃんと検証してみなきゃ!なので検証してみたいと思います。
ここを出発点にしてなんかいいアイデア出てくるかもしれないしね。
こういうことは世間ではけっこうすでにやっていてブログとかで紹介されています。
なのでそういうのとコラボしてやっていくのがよいかなあ、ということでコラボすることにしました。
コラボ先の”まっしゅど”さんの記事はこちらです。
ロードバイク用のハブダイナモのカーボンホイールを仕立ててロングライドでモバイルバッテリーにどれくらい充電できるか検証しています。
ハブダイナモで気合の入ったホイールを仕立てるのも結構手間ですが、ハブダイナモの出力は交流なのでモバイルバッテリーの充電にはこれをDC5Vに変換してやる必要があるので、その点も準備が必要です。
AC-DCの変換器が必要なわけですが、一般的にはあんまり出回っていないので自作するのがリーズナブルなようです。
せっかくなので”まっしゅど”さんと協力して再度検証を実施してみました。
↓使用したハブダイナモはこちら。フロントホイールで発電します。
↓AC-DC変換器と電流積算計を介してモバイルバッテリーを充電します。
↓トップチューブバッグを使えば、配線もシンプルで機材もうまく収納できます。
走りにこだわった気合の入ったカーボンディープリムのホイールです!
検証ルートはこちらになります。
4時間、90kmのライドでどれくらい充電できたのか。。。。
計測結果は、、、1664mAhでした。
基本5V出力なので概算平均2Wってとこですね。
ちなみにスマホのバッテリー容量はピンキリではあるものの平均的にはだいたい2000-4000mAh程度だそうです。
自分のスマホの1日の充電量を計測してみたらだいたい1500-2000mAhくらいだったので、4時間のライドでだいたい自分のスマホ1日分の電力量が稼げてる感じですね。
スマホも1日がっつり使う人はもっといくんでしょうが1日2000mAhくらいを一つの目安としてもよいかもしれません。
ちなみにこの電気料金はというと下記のサイトの情報をもとに計算すると、、、、約0.2円とのことです。
電気って安いんですね。。。
このへんの価値を単純に”お金換算”しちゃうと、ちょっとがっかりな結果にしかならないということですね。
これじゃあ費用対効果で絶対元は取れないよなあ。
でももともとサイクリングって別に何の生産もしていないただの消費活動だということを忘れちゃだめです。
サイクリングを楽しんでプラスαの価値を追求したい!ということですので。。。。
それにもし出先でスマホのバッテリーがあがったら、、、、たぶんコンビニで緊急用電源買うんでしょうね。
(いくらくらいかよく知りませんが1000円くらいはしちゃう?)
まあでももうちょっと効果的に充電できてもいいんじゃないのかなあって気はするので、そのへんは今後の課題にしたいと思います。
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